Speaks vol.19  <<メンタルタフネスについて Part2>>

前回同様、メンタルタフネスについてお話していきたいと思います。
打てないショット、苦手なショットを克服することはタフネスを
得るためには大事なことだとお話しました。(前回号にて)

では、全部のショットが平均点以上の人、又、ある程度の
ボールであればスピードにも対応できコントロールもできる人は
全員メンタルタフネスの持ち主なのでしょうか?
答えは”NO”と言えるでしょう。
理由はメンタルタフネスは、先天性のものではなく
後天性のものであり、持って生まれた才能ではないということです。
練習、トレーニングによって身につく「技術」であると言われています。
技術である以上、それを磨くには練習が必要になってくるのですが、
大半の人は、試合の前の時間の使い方として
ボールを打つ技術的な練習や体力面でのフィジカルトレーニングを
中心に時間を費やしているのではないでしょうか?

試合経験のある人であればほとんどの人が、メンタルタフネスの
重要性を感じていると思います。
テニスの試合を通じてどんどんタフになるために、
試合にチャレンジしていって欲しいですね!!

最後に、2つの簡単なタフネストレーニングを紹介するので
練習してみてください。

1つ目は、「良い」、「悪い」で考えず違いで考える
「ディファレント思考」です。
特に「~だから悪い」、「~だからダメだ」と
考えた時点で感情はコントロールしにくくなってしまいます。
「ネットをしたら、次はネットを越そう」という
違いで考えられたら感情はコントロールされていくでしょう。

2つ目は、自分のプレーには全て自分で責任を持つこと。
決して、言い訳をしたり、人のせいにしないということです。
強い責任感を持ってプレーに取り組めば、
タフネスは向上していきます。

秋の試合シーズンに向けてトライしてみてはいかがでしょうか?