Speaks vol.20  <<勝ち負けの基準>>

暑さも落ち着き、テニスをするには良い気候になりましたね。
秋のシーズン、試合に出場している方も多いのではないでしょうか。

テニスの試合では、必ず勝ち負けがつきます。引き分けがありません。
引き分けのあるスポーツもありますが、
引き分けのないテニスの試合はタフである
といわれる理由の1つではないでしょうか。
そもそも、最初から負けるために試合をする人は少なく、
当然勝ちを目指して試合には臨むものです。
しかし考えてみると、1つのトーナメントで勝つ人は1人ですよね。
(優勝という意味で)
他の人は必ず負けることになります。
では、優勝者以外は皆敗者かというと
必ずしもそうではないような気がします。

勝ち負けの基準という意味でも
自分なりの勝ちを手に入れることが大事だと思います。
(優勝をするということは、それはすごくすばらしいことですが)
勝ちを目指すプロセスが重要で、それをやり続けることが「価値」であり
本当の「勝ち」なのではないでしょうか?

サッカーの日本代表のオシム監督も
「より考えることで、人間は成長し続けることができる」と言っていました。
試合での勝利をものにすることは非常に大変ですが、
是非皆さんも勝ちを目指すプロセスから本当の「勝ち」を手に入れてください。