Speaks vol.200
  <<大谷翔平選手の目標達成ツール>>

今年のスポーツ界の話題といえば、
何といっても大谷翔平選手の活躍でしょう。

各メディアが盛んに伝えましたが、
復習の意味も込めて、
私たちが目標達成に向けて取り入れるべき、
大谷選手の考え方や、知恵、工夫を振り返ってみたいと思います。

大谷選手の影響で有名になったのが、
「9マスシート」「マンダラチャート」などと呼ばれるツールです。

9マスの真ん中に達成したい目標を書いて、
それを実現するために必要な8項目で周りを囲みます。

具体的には「ドラフト1位指名を8球団から」という目標を真ん中に据えたら、
その周りに「体づくり」「コントロール」
「メンタル」「スピード160km/h」のほか 、
なかには「運」などという項目も配置。

そしてその8項目の一つひとつについても、
またそれを実現するために、
周りを囲む8項目で埋めるという仕様です。

たとえば「運」の周りには、
「運を拾う」に通じる「ゴミ拾い」があったり、
ほかには「あいさつ」「部屋そうじ」
「応援される人間になる」などという項目も設定されたりしていました。

この緻密な目標達成のための具体的な取り組みを、
花巻東の野球部に所属していた高校生のころから、
大谷選手はやっていたというのです!

目標に向かって努力する人格を含めた「人間力」たるや、
ハンパではなく、トップアスリートたちでさえ、
たとえば競泳の池江璃花子選手なども、
「野球は素人」と前置きしつつ、
「素晴らしいし、人間力もすごく大切にされている。
そういうところが一流、もっと上にいける選手」と大谷選手を讃えます。

得てして観戦を楽しむ私たちは、
「金メダルを取った!」とか「9秒台が出た!」とか、
分かりやすい形として見える結果ばかりを評価しがちです。

目標を達成するにあたって、
人目に触れない「ゴミ拾い」などは、
「練習の方が大事だから、やっている場合ではない!」などと切り捨てがちですが、
トップアスリートたちはどうやらそこに、
「人間力」を見出し、存在と価値を感じているようなのです。

運を拾うためにトップアスリートでさえ、
ゴミを拾うというのに、
一般人が何もしないで運など、
拾えるはずがないかもしれません。

運に限らず目標を8マスで囲んで、
放射線状に広げていけば、
取り組むべき内容と必要な努力が、
おのずと明確に見えてきます。

ビジネスにも、日常生活にも、
資格習得にも、受験勉強にも、
ダイエットにも、あまねく応用可能。

皆さんもぜひ、
「9マスシート」「マンダラチャート」を、
活用してみてはいかがでしょうか!

解説/スポーツラーニング・黒岩高徳
構成/テニスライター・吉田正広

さあ、このSpeaksを読んだらさっそく練習しましょう!!レッスンへGO!!
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