Speaks vol.177
<<スーパースターのワガママ・マインド>>
前回は、周りの人々が何と言おうと、
自分の「思い」が結果を出すうえで、まず必要という話をしました。
それが、「ワガママ=我のまま」。
ワールドカップラグビー日本大会では、
世界相手にはかなわないとする下馬評を覆して、
日本チームがベスト8入り。
選手たちには、戦前から決勝トーナメントへ行く「思い」が、
世間の予想に反して確信的にあったといいます。
ワールド・ボクシング・スーパー・シリーズのバンタム級決勝、
井上尚弥vs. ノニト・ドネア戦。
試合当時36歳のドネアは、
「お前の時代は終わった」と周りに酷評されながらも、
10歳年下の若い井上を、あと1歩のところまで追い詰めました。
「勝つつもりでリングに上がった」という「思い」をドネアは明かし、
それに対して井上も試合後は「甘くなかった」と、
勝敗が紙一重立った接戦の内容を振り返りました。
周りの人々が、勝手にいろいろ思い、
勝手にいろいろ言うのだから、
自分が何を思うかも、勝手。
スーパースターには間違いなく、
この「ワガママ=我のまま」の思考が、働いているのです。
ところが私たち一般プレーヤーはというと、
周りに「どうせ無理」「かなわないよ」などと言われてしまう以前に、
自分で「きっと勝てない」「次の対戦相手は強いし」などと言って、
自分の「思い」に、自分でストップをかけてしまいがちです。
これは、実際にやってみて負けた時のショックを和らげるための、
心理的予防線であるのかもしれません。
でも結果は、
本当にどうなるか分からないのです。
ドネアも周りからは、
「井上の圧勝に決まっている!」と言われながら、
本気で勝つ「思い」で準備と努力を進めてきた結果、
あと1歩のところまで追い詰めたのです。
「思い」、言い換えれば「気持ち」しだいです。
よく「最後は気持ちですね」というアナウンスがあるけれど、
その気持ちとは、根性論でもなければ、気合いでもない、
準備と努力に裏打ちされた「マインド」です。
ところが「最後は気持ち」というと、
目に見えないものだから、
ないがしろにされがちです。
「筋肉だ!」は、目に見えて分かりやすいけれど、
「気持ちだ!」は、分かりにくい。
だけどラグビーの日本代表チームも、ドネアも、
ここまで活躍できたのは、
周りからは「無理だ」と言われても本気で勝つつもりでいた、
「ワガママ=我のまま」の「気持ち」があったからに違いありません。
いよいよ2020年、飛躍の年を願って皆さんに質問です。
前回と今回の話を踏まえ、
「あなたは年収いくらほしいですか?」
「5000万円!」などと、バカな金額でもOK。
だけど多くの人は「それは無理だろう」「大変そうだ」と自分にストップをかけて、
あるいは周りの人々から「不景気だから」などとささやかれて、
「せめて500万円くらい…」と応えてしまいがちです。
だけどそのマインドでは、「5000万円」は絶対に無理。
むしろ「1億円!」と言ってしまえる人には、
少なくとも可能性があります。
「我がまま=我のまま」の「気持ち」さえあれば、
それが本気であれば、
ラグビー日本代表チームのような「奇跡」も、
あなたなら2020年に起こせるかもしれません!
解説/スポーツラーニング・黒岩高徳
構成/テニスライター・吉田正広
さあ、このSpeaksを読んだらさっそく練習しましょう!!レッスンへGO!!
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