Speaks vol.234
  <<応援力を高めよう!>>

前回のスピークスでは2024年パリオリンピックを振り返り、
結果ではなくプロセスを重んじる効果について、
改めてお伝えしました。

「勝負は時の運」とも言われるとおり、
どうなるかの結果についてはあずかり知らないところ。

私たちが頑張れるのはプロセスです。

そしてプロセスをなおざりにせず頑張るためには、
目標が役立つのでしたね。

たとえばテニスなら大会に出て勝つことが目標。

ビジネスなら契約を成約させることが目標。

家事では美味しい料理を作ることが目標。

それら目標があるからこそ計画を立てて、
しかるべきプロセスを踏まえられる、という話でした。

目標があるとき、私たちは頑張れるのです。

しかしプロセスは自他ともに、注目しにくい。

結果なら「金メダルを取ったのはすごい!」と、
注目が集まるから分かりやすいけれど、
プロセスについては負けたら他人はもちろん自分でも、
「やってきたトレーニングは無駄だった……」などと否定しがち。

どうしても結果に、
フォーカスしてしまいがちです。

それが証拠にたとえば、
「金メダルを期待しています!」という選手に対する言葉は、
結果を出してほしいと願うエゴだと思うのです。

プロセスを肯定するなら、
「いつも応援しています!」になるのではないでしょうか。

日本人は全員ではないけれど、
どこか「応援することが苦手」。

プロセスにフォーカスするなら、
自他ともに元気づける「応援力」を高めたいものです。

「結果は伴わなかったけれども、努力してきたじゃないか」と、
自分に声をかけてあげる。

「やるだけのことは頑張って、一生懸命やってきたじゃないか」と、
他者のプロセスを肯定する。

そうやって自他を応援する力が育まれれば、
プロセスを頑張れるようになるのだから、
今後の結果が伴いやすくなるのは必然です。

結果を出したかったら、
プロセスにフォーカスするしかありません。

とはいえそれでも、
望む結果を得られない人生もある。

次回に続きます。

解説/スポーツラーニング・黒岩高徳
構成/テニスライター・吉田正広

さあ、このSpeaksを読んだらさっそく練習しましょう!!レッスンへGO!!
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