夏休み中、コーチと一緒に北信越ベテラン(於:長野県松本市)に出場してきました。
同じ日程&同じ会場の試合に出場できるのは貴重な機会なので、
とても楽しみにしていました。
【コーチの1回戦】
エントリー数の多い男子40歳以上のコーチの試合が1日早く始まり、
1回戦6-2,6-0で完勝するところを応援できました。
松本市は標高が高いのでボールがすごく飛ぶようです。
事前の情報でも聞いていたり、会場で他の選手も言っていましたが、
コーチも1回戦を戦ってみて、予想以上の飛びを感じたようです。
翌日、コーチの2回戦と私の1回戦がほぼ同時に入ってしまったので、
お互いの試合を観ることができず、これは残念でした。
まだ大会序盤というのに、この日からさっそく厳しい戦いになるだろうと予想していたドローでした。
【コーチの2回戦】
コーチの相手は今大会第2シードの全日本常連選手で、今回が2回目の対戦です。
前回は簡単なスコアでストレート負けを喫していました。
まったく観れなかったので、コーチに試合後話を聞くと、
「頑張ったんだけど、眼の前が白くなって熱中症になったようだ。真剣にリタイアも考えた。」
という辛い状況だったようです。
1stセットも2ndセットも0-4とリードされてから挽回したようですが、結局4-6,3-6で負けてしまいました。
広角に多彩なショットを放つ相手に、コーチは相当走らされたようです。
高地で空気が薄い感じがして、息切れが半端ない状態になってしまったと言っていました。
そんな中でも挽回できていったのは、コーチの得意なショットを信じてフルスウィングしていったとのこと。
負けはしましたが、このショットは上位選手にも十分通じるとさらに自信をつけたようです。
【私の1回戦】
私の試合はというと、コーチの試合より先に入り、後に終わりました。
(約3時間かかりました。)
相手は今大会ノーシードながら昨年の全日本出場者です。
試合前、選手仲間から「特にすごいショットがあるわけではないけどミスの少ない人だから、打てるところを打っていかないと相手のペースになってしまう」という情報を聞きました。
ベテランで強い人はたいていこういうタイプですし、嫌だとは思わなくなってきました。
1stセット序盤はやはりボールの飛びによるミスもありましたが、自分のペースで展開することができて6-3で取りました。
攻め過ぎず守り過ぎず、クイックに広く動いて集中できていました。
しかし2ndセット中盤に入って、ドッと疲労を感じるようになってしまい、
動きもスウィングもキレがなくなってしまいました。
こちらのボールが甘いので相手にコントロールされ、疲れている中さらに左右に走らされる始末。
すぐに息があがって頭もガンガンしてくるし、ポイント間ではフラフラの状態でした。
本当に辛かったのでゆっくり時間を取っていたら、ロービングアンパイアにタイムバイオレーションを取られました。(優しそうなおじさんが鬼に見えました。)
2ndセット2-1からこの状態で3-6で落としました。
そこで、ファイナルセットに入る前に人生初のトイレットブレークを取りました。
少しでも体を休めて復活させたかったのですが、
ファイナルセットプレー再開するとすぐに、両脚ふくらはぎの痙攣がきました。
攣っていることを相手にバレないようにと思ってやっていたのですが、
すぐにバレバレになるほど動けなく、打てなくなってしまいました。
サーブは打てないし、ストロークもハードヒット1本打つと、その場から一歩も動けない状態。
アンダーサーブもしてみましたが、ドロップリターンを返され動けず・・・。
リターンから高いロブで返球し全部ロブにしようかと思いましたが、サイドライン際に打たれると動けず・・・。
あっという間に0-5になってしまいました。
が、その頃になると痙攣に慣れてきて、どう下半身を使えば攣らずにハードヒットできるのかがわかってきたので、
自分の近くにきた打てそうなボールは、全てコースをついてエース狙いで打っていきました。
この最後のあがきで3ゲーム連取し3-5まで戻しましたが、
自分のサービスゲームでやはりサーブが打てず2本連続ダブルフォルト、
その後は遠めのボールに体を持っていけずミスしてしまい3-6でゲームセット。
相手の方も私がこんな状態でやりにくかったのでは、と思います。
試合後、私の体を気遣っていただいたり、コートマナーも素晴らしくいい方でした。
ヨロヨロの状態でコートを出て休んでいると、他の選手からナイスゲームでした!と声をかけてもらいました。
ファイナルセットの後半を見てくださっていたそうで、限界ギリギリの状態でしたが褒めてもらえるプレーができていたのは嬉しいです。
しかし、まさかこんな展開になるとは思ってもみない試合でした。
試合で痙攣するなんて、学生時代以来20年ぶり(苦笑)。
体が言うことをきかない中で、最後の最後までやれることを探してやったことは、自分でもよくやったと思っています。
特に最後の3ゲーム連取の底力は、技術とメンタルの向上を実感しています。
せめて2ndセットまで体力が持ってストレート勝ちできたら理想的でしたが、
真夏の高地での試合、相手も強いとなると、体力が足りなかったのは致命的でした。
毎年夏の試合は避けてきたのですが、今年からベテランに挑戦するにあたって、
夏に大きな大会が集中しているので出ないわけにいきません。
猛暑の厳しさはわかっているので、それなりの準備をしてきたつもりです。
まず梅雨明けの毎トーに向けて3,4週間前から2日に1回のペースで6kmランニング、
1,2週間前から4kmランニングをして、もちろんストレッチもしていました。
毎トーの疲れもあるので、北信越前にはランニングを控えました。
水分補給やサプリにも最大限に気を遣い、ピンクイオン3種(ドリンク、ブロック、ダイレクト)、アミノバイタルゴールド、芍薬甘草湯、麦味参顆粒、速攻元気ゼリーを飲んでいました。
試合中もガンガン補給していました。
普段少食の私も試合前はしっかり食べるようにしました。
白いキャップを被り、コンプレッションタイツ(cwx)も履いていました。
知っていることはやり残すことなく全てやりましたが、それでも体力が持ちませんでした。
悔しいですが、やれることをやっていたので後悔はありません。
課題は明らか、体力です。
地道にがんばるしかないですねー。