Speaks vol.144
  <<自分を変える>>

今回は新年度を迎えるにあたり、
「何か自分を変えてみたい」というテーマで、スピークスをお届けします。

マンネリを打破して、
新たな自分に出会うきっかけにしていただけるのではないでしょうか?

例えばテニスでも、ストロークのスライスをずーっと練習しているのに、
一向に伸びのあるボールにならないと悩んでいる人がいます。

ボールに対してラケットを上から下へスイングする練習は何度も繰り返しているのに、
どうしてもまっすぐ当てにいってしまうのです。

そんなに人に、似た動作であるボレーの練習を試してもらうと、
アラ不思議、今までさんざん練習しても満足に打てなかったスライスなのに、
突如として質の高いショットが打てるようになることがあるのです。

スライスの練習ばかりでマンネリになっていた脳に、新たな刺激を加えた成果。
それにより、脳が活性化して打てるようになったと考えられます。

ですからテニスに限った話ではなく、
「何か自分を変えてみたい」という場合には、
新しい刺激を与えるべく、いつもと違う取り組みに従事するというのが得策です。

例えばスクールに通っているいつもの同じ道を1本変えてみるというのも、
脳にとっては新たな刺激です。
それをきっかけとして、何か発見があるかもしれません。

といっても、いつもいつも新しいことをやる、という訳ではありません。
よくお伝えしているように前提として、
反復して動作を定着させる習慣化が必要です。

だけど反復してもできずに煮詰まった時に、
新たな刺激を入れてみるのが効果的なのです。

確かにマンネリの方が楽だから、そちらに流されてしまいがち。
ですが、それでは脳は活性化しません。

ここでの注意点は、必ずしも結果は伴わなくてもいいということ。
結果とは別に、脳を活性化させるのが狙いです。

ですから、「道を1本変えたら遅刻してダメだった」という話ではありません(笑)。
結果はさておき、脳に新たな刺激を入れてマンネリを打破できればOK。
楽な方へ流されてしまう流れを変えるのです。

とはいえ先のスライスの例で見た通り、
新たな刺激を加えてみれば、往々にして結果は伴ってきますから、
それをきっかけとして反復練習に至る好循環が生まれやすいでしょう。

先に結果について考えると、トライアルにまで及びません。
「よし、まずはやってみるか!」という動機づけが大切です。

以上の話を参考に、
新年度に向けて新たな1歩を踏み出してみませんか?
新しい自分に出会える春を迎えましょう!

解説/スポーツラーニング・黒岩高徳
構成/テニスライター・吉田正広

さあ、このSpeaksを読んだらさっそく練習しましょう!!レッスンへGO!!
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