今週、私(コーチじゃない謎の女)は関東オープンベテランに出場しました。
平日レッスンの皆さまには、予約受付についてご協力をいただき本当にありがとうございました。

この関東オープンというは、ベテランJOP大会の中でAグレードの全日本に次ぐ、Bグレードの大きな大会です。
(ちなみに3週間前に優勝したベテランデビュー戦はFグレード)
昨年全日本出場者でも16シードに入れないぐらい、上位ランカーが集結しています。
初めて行く小田原の会場、お顔やプレーを見たことがない上位選手に、ドキドキ&ソワソワしてしまいました^^

1Rは6-2、6-4で勝ちました。
対戦相手は神奈川オープンで優勝経験もある方で、
スピンの高いボールをベースにした粘り強い方でした。
私もかなり我慢を強いられ体力的に辛い展開でしたが、
なんとか打開策を見出して勝ちきることができました。

2Rは6-1、4-0retで勝ちました。
関西からいらした5~8シード(ランキング11位)の方でした。
独特なフォームから読みにくいコースに打ってくる方でした。
この日はだいぶリラックスして試合に入ることができ、
立ち上がりの1ゲームを落としてしまいましたが、
その後は一気にこちらの流れで攻め続けることができました。
相手の方を相当振り回してしまったので(すみません)、
最後は元々具合のよくない脚がもう痛くて動けないと、リタイアされました。

3Rは0-6、1-6で完敗しました。
9~12シードでしたが、ランキングよりずっと実力者だと思います。
前日に隣のコートで試合に入っていたので様子をうかがっていましたが、
俊敏に動いてスコンスコン打っていました。
スコスコ打っている中にも丁寧さが感じられ、これは強いなと思いました。

こういう前日に受けた影響やこれまでの戦績などから、
当日の私はとても緊張していたようです。
最近いい試合勘ができていたので勝つイメージはあったのですが、
イメージとは異なり体が硬直してしまい、コントロールが乱れてしまいました。
ラリー中の何気ないミスの多発、サーブのトスが乱れるなど、
明らかに前日までと自分が違ってしまいました。
動体視力も筋肉の硬直から落ちていた感じです。
調子のいい時は、眼がカメラのズームのように飛んでくるボールにピントが合い、
周辺視野で相手のポジションを観ることができるんです。

調子の悪い状態で入ってしまいましたが、必死で流れをつかもうともがきました。
次第にいいパターンでポイントを取れる機会も増えてきましたが、
それが連続してできない為、どうしても流れをつかむまでには至りません。
相手の方は鉄壁ディフェンスに加えて、こちらの甘い返球には即攻撃に転じ、
私に流れが行く隙を与えてもらえませんでした。

試合が終わってお話しをさせていただくことができ、
私の良かったところ、ダメだったところなど貴重な意見を聞くことができました。
実は、相手の方も前夜から緊張していたということでした。
前日に隣のコートで私のプレースタイルを観察し、
私との試合に向けて1つプランを立てて入ったそうです。
緊張していながらもそのプランを信じて遂行したことが、相手の方の成功だと思いました。
逆に私はプランが曖昧で、頼りにしていた技術のブレにより不安が拭えませんでした。

圧倒的大差をつけられたスコアにも、ショックでしばらく茫然としてしまいましたが、
相手の実力と頑張りによって私の悪いところが全部露呈してしまったので、
やむを得ない結果と思いました。
今回こういう負け方をして、また次の試合までにやることが明確になりました。
まず、基礎体力をつけること(苦笑)。
この春のぎっくり腰→肉離れ→重い風邪により、マイナス状態の体を戻すことが
ギリギリでした。やはり連戦勝ち抜くには体力!
『健全な精神は健全な肉体に宿る』とはいろいろな解釈がありますが、
元気な体であれば、メンタル的にも強気で前向きでいられます。
そして技術的には、試合中ミスの多く出てしまったところを重点的に、
すぐ修正する練習をしたいと思います。

初の関東オープンはベスト16で終わってしまいましたが、
この3日間の試合を通じてまたテニスが楽しくなりました。
やはり試合はモチベーションを上げてくれます。
もっともっと強くなれるようがんばります!!